一言で「ネイリスト」と言っても、ネイルサロンで働いている場合と、自宅で開業している場合とで、収入の額が違ってきます。また、ネイルサロンで働いている場合も、立場の違いによってお給料は変わります。
参照:⇒ネイリストの給料
ネイルサロンの場合
「ネイリストの給料」でも書きましたが、初任給の額面で約18万円と考えてください。長く働いたり、能力が認められると昇給し、約30万円くらいに増えることがあります。
ただし、これは各ネイルサロンによって異なりますので、これよりも安くなるかもしれませんし、高くなるかもしれません。事前に、働きたいネイルサロンの給与関連の情報を集められるとよいかもしれません。
働くネイルサロンによっては賃金が極端に安い場合や、残業代が安いもしくは出ないといった所があるようです。なので、就職出来ればどこでもよいというわけではなく、しっかりと働く前にチェックをしておいた方がよいでしょう。チェックの方法としては次の通りです。
- ネイルスクールの就職サポートから情報を集める
- ネイルスクールの生徒から情報を集める
- インターネットでの評判を集める
- 求人を何度もしているネイルサロンをチェック
基本は「情報集め」です。とにかく徹底的に行った方がよいでしょう。また「求人を何度もしているネイルサロンをチェック」と言う項目ですが、よく求人を行っているネイルサロンには注意が必要です。どの仕事にも言えることなのですが、労働条件がよい仕事から離職する人は少ないのです。求人が出ることは滅多にありません。なので、年中求人を募集しているところは、「辞める理由」があるということです。大抵の場合、「給与問題」か「労働環境問題」です。
とは言っても、就職する前に正確に判断することは難しいでしょう。なので、就職した後に決めてもよいと思います。
- 残業代は本当にあるのか?
- 毎年昇給はあるのか?
- ボーナスはあるのか?あったとしてらいくらか?
就職する際に言っていたことと実は違ったということがあります。なので、一番よいのはあなたよりも先に働いている先輩の状況を聞くことです。例えば5年先に働いている先輩のお給料の状態は、あなたの5年後のお給料です。それで良さそうであればそのまま続けてよいと思いますが、そうでないのであればどんどん次の職場を探してもよいと思います。「3年は働いてみないと分からない」と言う人がいますが、先輩の給料を聞いた段階で分かりますよね。素早い判断が必要です。
独立した場合
独立した場合は、自分が代表なので、好きなように価格を決めることができます。ただ、お客様は相場というものを分かっているので、一般的なネイルサロンでの料金と大きく差が出ないような料金設定をすることをおススメします。
例えば私の場合ですが、両手10本にジェルネイルを行う際には、「16000円」いただくようにしています。時間にして4時間ほどです。(時給4000円)
※4時間ずっと集中しているわけではありません。お客様と世間話をして、お茶していると時間が経っちゃうんです・・・。
今では価格帯の安いお店もあり、この価格は高めと判断されることもありますが、沢山のリピーターのお客様にご指示いただいております。理由としては、お客様の希望の時間帯になるべく対応している点と、少なくても1ヵ月は持たせるような施術をしているためです。
参照:⇒自宅で独立開業
例えばお客様の職業が看護師さんの場合、夜勤が終わった後に施術することがあります。通常のお店だったら、夜中の12時や朝方の7時なんてやっていませんからね。こういった「痒いところに手が届く」という点が私の手法となっています。