自宅で独立開業 ネイルサロンのオーナーに

自宅で独立開業 ネイルサロンのオーナーに
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数年間、ネイルサロンで働き店長にまでなったわけですが、様々な理由があり辞めることにしました。

本当に理由は沢山あるわけですが、「忙しい空間に疲れてしまった」というのが一番の理由です。

ただ、ネイリストと言う職業自体が嫌になったわけではありません。ネイルに対する想いは少しも薄れていなかったので、自宅で開業することにしました。

 
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環境を整える

ネイルサロンを自宅で開業するにあたり、基本的なネイル道具は持っていましたが、余裕を持って少し多めに用意することにしました。

ネイルの道具は専用の問屋さんがあり、そこで仕入れることができます。また、最近ではネットからでも注文することが可能です。

さらに、自宅の1室をネイル専用の部屋に改装をしました。ネイルをするための机とイス2脚。足のネイル用にリクライニングチェアーを1台。更にエアコンとテレビ、ステレオも設置しました。

お客様のタイプは色々です。ネイリストとの会話を楽しむ方もいれば、音楽を楽しむ方もいます。また、あまり話はせずテレビを見続ける人もいます。

いずれにしても、お客様がまた来たいと思うような空間づくりが大事だと思います。そのためにも、初めからすべてを揃えるのは難しいかもしれませんが、最低限、お客様が「ここに来てよかった」と思ってくれるような空間づくりを心掛けるとよいと思います。

ただし、自分が思っているよい空間とお客様の求めているよい空間にズレがあることも否定できません。

そんな時にはアンケートを取ってみるとよいと思います。直接言葉で聞くのもよいですし、簡単な用紙に記入してもらうのもよいと思います。

友人に声を掛けた

独立した多くの人の悩みは「お客様集め」かもしれません。私の場合は、友人に声を掛けました。幸いネイルに興味を持つ友人が多く、すぐに来店してくれました。

さらに、来店したお客様と同行して、ネイルに興味のある友人の方が施術を見物しに来たりもしました。ネイルサロンでは自分がネイルをするわけではないのに見るだけで来店するというのは勇気がいりますからね。

そのような感じで、口コミで徐々に広がり、お客様に困らない状況となりました。まさにゆったりとしたペースで仕事が出来る状況となったのです。

 
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看護師さんが多い

私のお客様の職業で比較的多いのが「看護師さん」です。看護師さんはネイルを手にすることはしません。ネイルをした状態では働きづらいですからね。そのため「足」にネイルをします。

結構高かったのですがリクライニングチェアーを購入して正解でした。また、話を聞いてみると、看護師さんの出勤時間はかなり不規則なことがあるそうで、ネイルに行きたくてもネイルサロンの営業時間に上手く予約が出来なかったりすることがあるそうです。

しかし私の場合、電話一本でいくらでも予約の時間を変更することが出来るので、来店しやすいとのことでした。変な話、夜、急に連絡があり「今からでも大丈夫ですか?」というのは案外あったりするのです。開店時間・閉店時間のある一般的なサロンではなかなか対応が難しいでしょう。

でも個人で仕事を請け負っていれば時間は関係なくできます。つまりこれが付加価値であり、お客様にとっては私のサロンを選んでくれる1つの理由となるのです。

独立をする時、はじめは物凄く不安でした。でも、1歩踏み出してしまえば、やるしかありません。

もう1歩踏み出してみた

有難いことに口コミで広がり、お客様が来てくれる状態でしたが、頭の片隅に不安はありました。

「このままお客様がこの先も来てくれるだろうか?突然、予約が入らなくなったらどうしよう・・・。」

恐らく、自分で仕事をしている人であれば誰もが思うことではないでしょうか。実は始めたばかりの時は、少なくても3日に1人はお客様が来てくれていました。

利益率の高い仕事ですし1人でやっているので、3日に1人でもギリギリですが何とかやっていけるのです。でもたまたま1週間予約が入らない時がありました。流石に焦ってしまいどうしようか考えたのです。

「お客様が多くて困ることはないけど、少ないと困る。」

以前働いていたネイルサロンのオーナーが言っていた言葉を思い出しました。そして身に染みて実感しました。ゆったりとした生活もよいですが、それは余裕があるからこそできることです。

そのため、考えを一新して「お客様を待つスタイル」から「お客様を集めるスタイル」にシフトチェンジしていこうと考えました。そのためにしたことを以下に掲載します。

  • ホームページを開設した
  • 新聞の折り込み広告を使った
  • フライヤーを様々なところに配った
  • 交流会に参加した

これらのことを行った理由を1つ1つ説明していきたいと思います。

ホームページを開設した

自分がネイルサロンを探していた時代。どのように探していたのかを思い出してみました。そして雑誌かインターネットを利用していたのです。個人レベルで雑誌への広告掲載はハードルが高いため(金銭面で)インターネットを活用しようと考えました。

まず初めに「ホームページ」を作成しようと考えました。ネイルサロンですので、イメージが大切です。そのため、なるべく綺麗なホームページが必要でした。また、検索してもらった時に多くの人に見てもらえるよう、検索順位を上げられるような人に頼もうと思いました。

結果、知り合いにホームページも作れて検索順位を上げる会社をしている方がいたのでその人に頼むことにしました。ホームページ制作代金はまとまった出費でしたが、一生涯使用できるし、24時間宣伝してくれると考えると、紙媒体に広告を出すコストを考えると、有意義な出費だと思います。

新聞の折り込み広告を使った

これは1度だけ行いました。ある程度反応はあるのですが、正直費用対効果が得られませんした。そのため、もしお金の余裕があるときに、マイナスになってもいいやという気持ちでやることはあっても、頻繁には出来るものじゃないなぁと思いました。

フライヤーを様々なところに配った

これもホームページを作ってくれた方に依頼しました。ハガキサイズの綺麗なデザインで作成してもらい、それを様々な店舗に置いてもらえるようお願いして回りました。とくに、「美容室」「雑貨屋」「スーパー」を中心として配ることにしました。

「美容室」は、店舗によりネイルを行う所があるほど、ネイルサロンと関連を持っています。「雑貨屋」は自分が好きだというのもあるのですが、雑貨で部屋の中を綺麗に装飾している方は、自分自身も綺麗に装飾するのではないかと思ったためです。「スーパー」は数多くの人が訪れ、とくに主婦の方が買い物に来るため、お客様となり得る年齢層が数多く集まると考えたためです。

このようにして、「お客様を集めるためには有効かも?」と思われる場所にどんどん配布していきました。ただフライヤーを置いてくれる場所ばかりではなく断られる数の方が多かったです。断られると精神的に落ち込んでしまうのですが、それを繰り返しているとだんだん慣れてくるものです。

交流会に参加した

様々な業種の経営者が集まる交流会に参加するようにしました。お客様を集める目的と言うよりも、人脈づくりと経営の仕方を知る為に参加しました。

自宅で開業していると言っても経営者には変わりありません。人脈はどこでどのように繋がるか分からないため、経営者にとっては必要不可欠と考えたためです。また、いくらネイルサロンで店長として働いていたとしても、それは雇われ店長です。経営の事を全て知り尽くしているかと言うとそんなことはありません。そういった面での勉強をする必要があると思ったのです。

 
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結果としてどうだったのか?

様々な方法でお客様を集めましたが、結果はどうだったかと言うと、今でも自宅でネイルサロンを出来ているということは「成功」だったと思います。

費用対効果を考え、効果が出なかったものは止めていき、効果が出たものは継続して続けるようにしています。