ネイル業界は人手不足の状態と言われています。人手不足とは、需要に対し、供給が追い付いていないため起こることです。
ではそれほどまでにネイル業界は活発なのでしょうか?この先の職業として考えてよいものなのでしょうか?
ネイルサロンの登録件数
ネイルサロンがどれほどダウンページに登録しているのかを見れば、大まかな予想が経ちます。
- 2001年・・・892件
- 2006年・・・2036件
- 2008年・・・2678件
- 2010年・・・3998件
このように、タウンページへの登録件数が年々増加しているということが分かると思います。ちなみに、タウンページに登録していないネイルサロンもあるので、実際の店舗数はここで掲載した何倍にもなります。
外部サイト参照⇒昔に比べてネイルサロンはどのくらい増えてるの?
ネイル市場の売上推移
ネイル市場の売上推移は以下の通りです。
- 2005年・・・1114億円
- 2006年・・・1292億円
- 2007年・・・1607億円
- 2008年・・・1955億円
- 2009年・・・1971億円
- 2010年・・・2033億円
- 2011年・・・2084億円
- 2012年・・・2165億円
これを見ても分かるように、毎年着実にネイル市場の売り上げは上がってきています。
外部サイト参照⇒ネイル市場規模の推移
これらの数字から見えること
これからもしばらくはネイルサロンの業界は右肩上がりを続けることでしょう。なぜならば、市場規模が拡大すると共に、「ネイル」が一般的に認知し始めてきたためです。
更にネイルが広まってきて、日常生活に溶け込んでくれば、さらなる市場拡大に繋がるかと思います。そのため、ネイルの技術を身に付けておくことは、間違っていない判断だと思います。
人手不足でも必要とされているのは「本物」
ただしいくらネイル業界が人手不足だと言っても、求められるのは「本物のネイリスト」です。ネイリストになるためには資格はとくに必要ありませんが、「ちょっとネイルができるから」や「セルフネイルをよくしているから」と言った感じでお客様を取ってしまうと、痛い目を見ることになりかねません。
サロンに来るお客様の多くは、色々なサロンに足を運んでいます。そしてお客様の中でお店を評価しています。「この店は自分に合っていた」とか、「この店にはもう2度と行くことはない」等です。「この店は自分に合っていた」と思ってくれるお客様を増やすことがリピーターを増やすことであり、更には良い口コミが広がり、新規のお客様も増えていきます。好循環ですね。
ただし、中途半端な技術でお客様相手にネイルをしてしまうと、「この店にはもう2度と行きたくはない」と思われてしまいます。悪い評価を下されるわけですね。当然悪い口コミも広まります。つまり悪循環ですね。失った信頼はなかなか取り戻すことは出来ません。
近年はインターネットの普及で、必要な情報を簡単に手に入れることができます。そのため、ネイルサロンの情報も簡単に手に入れることができます。もし初めてのサロンに行くとき次のように検索したりしませんか?
- 「行く予定のネイルサロン名 評判」
- 「行く予定のネイルサロン名 評価」
ネイルサロンで嫌な思いをしたことがある人であれば、新しいサロンに行くときにはこのように検索することでしょう。そして表示された検索結果でマイナスな評価を目にしたら、行く気が薄れてしまうことでしょう。
このようなことからも、悪い評判は広めたくはありません。そのため、最低限のネイル技術と接客態度を身に付けてから、ネイリストとして働き始めたほうが良いと思います。長くネイル業界で仕事をしていくつもりであれば、「本物の技術と知識を持ったネイリスト」を目指すことが、長く続けられるコツと言えるでしょう。