ネイルの資格を取る3つの方法
ネイルの資格を取る方法として、3つの方法があります。
- ネイルスクールに通う
- 通信講座を受ける
- 独学で勉強する
一番確実で多くの人が選んでいる方法は「ネイルスクールに通う」です。私もそうでした。ネイリストになるための資格取得から就職までの流れは次のリンク先を参照してください。
ここでネイルの資格とはどういったものがあるのかを紹介しておきます。実はネイルの資格にもいくつか種類があるのですが、ここでは、日本のネイリストならだれでも知っているであろう検定を紹介します。
- ネイリスト技能検定試験
- ジェルネイル技能検定試験
「ネイリスト技能検定試験」は3級、2級、1級と3つの段階で分かれています。
「ジェルネイル技能検定試験」は初級・中級・上級とやはり3段階に分かれています。
では次にそれぞれの合格率を見ていきたいと思います。
「ネイリスト技能検定試験」の3級は約85%、2級は約40%、1級は約37%となっています。
「ジェルネイル技能検定試験」もネイリスト技能検定試験と同じような合格率となっています。
一般的に、ネイルサロンに就職するためには「ネイリスト技能検定の2級以上」を求めるサロンが多いとされています。ただ、私の経験上、サロンで必要な事は指名してくれるお客様を持つことであり、指名してくれるようになるためには、それなりの技術が必要であり、そのためには2級以上のスキルを持っていたほうがよいと思います。
おそらく、「通信講座」でも「独学」でも、ネイリストの試験に合格することは出来ると思います。ただ、私の周りのネイリストはほとんどネイルスクール出身者でした。ですので、私の考えでは、ネイリストとして確かな接客をしたいと考えているのであれば、そしてリピーターを抱えられるネイリストになるためには、ネイルスクールに在籍し腕を磨いた方がよいと思います。少なくてもネイリスト技能検定1級・ジェルネイル技能検定上級を取る為の勉強はネイルスクールでした方がよいと思います。
また、ネイリストは人手不足だという理由から、とりあえず腕がそこそこでも採用していたサロンもあるかと思います。ただし、年々ネイリストの数は増加しています。この10年ほどで検定の受験者数は100倍近くなりました。つまり、腕の確かなネイリストがどんどん育っているわけです。
一昔前なら、多少ネイルができる状態でサロンは採用してくれたかもしれません。しかし、これからはどんどんスキルのある人たちに追いやられてしまう可能性があります。そういったこともあり、ネイリスト技能検定なら1級、ジェルネイル技能検定なら上級まで取得した方がよいと私は考えます。
ネイルスクールに通った方がよいと思う理由
ネイルスクールに通った方がよいと思う理由は「基本がしっかりと身に付く」という点が大きいと思います。ネイル業界は動きが非常に速い業界です。ただ、基本はそれほど変わるものではありません。なので、基本さえしっかりと身に付いていれば、どんなに新しい技術が出てきたとしても対応することができます。長くネイル業界で仕事をしていくというのであれば、常に最新の技術は取り入れたほうがよいですからね。
また、ネイルスクールではネイルの技術だけではなく「接客術」も教えてくれます。実はこの接客術が非常に大事であり、この辺りで苦労する方は結構多いのです。※接客術を習っていたとしても、上手く活用できない方も沢山いますが・・・。
さらにネイル業界の最新の情報が常に入ってきます。多くのネイルスクールはネイルサロンを併設していることが多いのです。サロンはお客様の需要を満たすために、常に最新の情報を集めようとアンテナを張っています。そこで得た情報をスクールにも伝えてくれるのです。これは実際にサロンで働くときに、大いに役立ちます。
通信講座や独学では検定合格が難しいように思える
ネイルの通信講座で有名な「ヒューマンネイルアカデミー」のサイト内に次のような記述があります。
「ネイリスト検定1級は通信だけでは難しい。」という日本ネイリスト協会(JNA)やJNA認定講師の方々の意見をもとに、1級だけは全国に30あるヒューマンアカデミーの校舎でプロの講師がじっくり指導していきます。
つまり、ヒューマンアカデミーではネイリスト技能検定3級・2級までは通信講座で取得することができますが、1級取得を目指すのであれば、「通学してください」と言っているのです。それほど、1級取得は難しいものであり、合格しにくいのです。例えて言うと、車の自動車学校へ行かずに直接免許を取得しに行くようなものです。