ネイルスクールに通っていれば当然宿題が出ます。通っているネイルスクールによっても、宿題の量は異なるとは思いますが、全くでないということはないと思います。
どのような宿題が出るのか?
ネイルスクールでの宿題として、例えば「チップづくり」があります。チップというのは、分かりやすく言うと「つけ爪」です。これを作っていきます。
形を整え、削り、塗っていく(実際はもう少し手順は多いですが・・・)。人の手には10本の指がある為、10個のチップを作っていきます。
慣れないととても時間がかかります。また、自由にチップを作るときって、案外デザインが思いつかなかったりします。毎回似たようなデザインではつまらないと思い、いつも違った雰囲気のチップを作ることを心がけていたのですが、そうするとデザインが思い浮かばなくなることがありました。
ただ、毎回違った雰囲気のチップを作っていたことは非常に良い経験となり、今では多くのバリエーションのチップを作ることができますし、お客様からイメージを形にすることも、さほど難しくはありません。やはり多くの色々な経験を積むって大事だと思います。
宿題がなかったとしても自主練習
もし、宿題がなかったとしても自主練習はしていたほうが良いでしょう。技術を少しでも高くしたいと思っている方、検定に合格をしたいと思っている方、少しでも早くネイリストとして自立したいと思っている方は、宿題がなかったとしても自主的に技術を磨いていった方が良いと思います。
私が目指していたのは、とくに頭で考えなくても自然に仕上がっている状態です。無意識に手が動くといった方が分かりやすいでしょうか。実はネイリストとして活動している現在、この「無意識」が非常に役に立っています。
ネイルをしているとき、お客様と話をすることが多いのですが、話をしながらでもネイルをしていかなければいけません。これって結構難しいんです。例えると、ピアノを弾きながら話をするとか、タイピングをしながら話をするとか、そんな感じです。
お客様は私との会話も楽しみにしてくれていますし、もちろん、仕上がったネイルも楽しみにしています。その2つを完璧にこなす必要がある為、ネイルを無意識に完璧にこなせれば、会話にも集中ができます。ネイルスクール時代、「無意識」を意識していた私の練習は、こういった所に活かされています。
無意識にネイルができるようになるまでには、やはりかなりの練習が必要になると思います。
自主練習はネイルスクールでもできる
宿題や自主練習はネイルスクールの自習室や空き教室ですることができます。
私の場合は、できるだけネイルスクールを利用していました。高いお金を払っているため、利用できるだけしたいと思っていたのが始まりですが、ネイルスクールの自習室にいると、たまに講師の先生が来てくれることがあります。そういった時に質問をすることができるので、授業以外でも講師の指導を受けられるのです。
また、他の生徒も自習をしていて、高いモチベーションで練習ができるところが良いと思います。たまに友達と待ち合わせをして、互いの手にネイルをし合うことがありました。実は本物の手で練習するということは非常に重要なことなのです。
検定試験ではハンドモデルを同伴することがあります。また実際の現場では当然、人間の手に施術を行います。練習用のトレーニングハンドは歪みなどがなくネイルしやすいのですが、実際の人の爪では中心部を探すのが難しかったり、歪みがあったりでなかなか思うように施術ができません。なので、ネイルスクールの自習室を活用し、お互いにネイルをし合うのは、時間の許す限りした方が良いと思います。