これからネイリストを目指そうと思っている人は数多くいると思います。
その人たちに向け、まずネイリストの現実を知ってもらいたいと思います。
- 子供のころから大好きなネイル
- 資料請求をし体験授業に参加
- やはり入学を決意した
- 検定のための講座と費用
- 今、現在の仕事
- 副業としてのネイルの仕事
- ネイリストになりたい人へ
- ネイルスクールの体験談とネイリストを目指す人へのアドバイス
- 普通の就職では嫌だった
- スクールに通い始めた時期
- 楽しかった授業
- ネイル技術以外にも多くを学べた
- 本格的なネイルの技術
- ネイルサロンに就職
- 自分に合ったスクール選びプロのネイリストになるまで
- ネイリストになりたい
- ネイルスクールさがし
- 1年間じっくりと学ぶ
- 資格試験も取得
- ネイルサロンに就職
- 接客スキルが何より大事
- これからネイリストになりたいと思う人に
- とても楽しかったネイリスト経験
- 高校卒業後ネイルスクールへ
- ネイルスクールを卒業してサロンに就職
- ネイリストの仕事場はサロンだけじゃない
- ネイリストは楽しい!機会があれば戻ってみたい!
- 私を幸せにしてくれるネイルストのお仕事
- 独学でネイルの勉強
- 1週間限定のネイルスクールでディプロマ取得
- 自宅の一角をネイルスペースに
子供のころから大好きなネイル
子どもの頃からネイルが大好きでポリッシュを集めてはよく塗っていました。
当時は今のようにジェルネイルが主流ではなく、おもにポリッシュでセルフネイラーが多く子供ながらに将来これを職業にしていくのはどうなのだろう?と思い、ネイリストになりたいと思ったことはありませんでした。
大人になるにつれてネイル業界もジェルネイルがメインになり、自分の中で「ネイルは趣味でいいや・・・」と思っていた気持ちが、どんどんネイルに惹かれていき、「ネイリストになりたい。自分ならネイリストとして成功できる。」と思い、ネイリストを目指すようになりました。
資料請求をし体験授業に参加
ネイリストを目指すのであれば、まずはスクール選びをする必要があるでしょう。
まずスクール選びですが、地元で一番有名なネイルスクールをネットで検索して、資料請求をしました。そこから自分なりにいろいろリサーチをした上で、体験授業と説明会に参加しました。
初めて訪れたスクールがとてもキラキラしていて魅力に溢れていたことを、今でも鮮明に覚えています。体験授業、説明会には、私を含め3人の方がいました。
最初にコースや料金、授業形態や資格などの説明を受けました。その後、ウォーターマーブルの体験授業を受けました。高卒で専門学校に憧れていた私にこの初めて受けた授業は、とても楽しく幸せな瞬間でした。
体験授業を受けながら、スクールの先生から私たちに「なぜネイリストになりたいと思ったのですか?」と質問を受けました。私以外の2人が、「キラキラして華やかな世界に私も居たくて。」「友達が自宅サロンを初めていいな~と思って。」と話していました。
こんな理由でネイリストを目指すということに、ようやく一歩踏み出してこの場に辿り着いた私は不快感で、「絶対に負けたくない!」と思いました。こんな理由の人達の前でネイリストになりたい気持ちを話したくないと思い、気持ちを正直に話しませんでした
この時の気持ちは今でもネイル業界で上を目指そう!という向上心を与えてくれています。その後個別の相談会で、詳しい料金についてやスクールローンについて相談しました。ローンを組めるとはいっても金額が大きく、当時派遣でいつ契約が切られるかわからない状況の私には、すぐに決めることができませんでした。
やはり入学を決意した
それからしばらくたってもやっぱりネイルに対する想いが消えることがなく、ネイリストになりたい気持ちが強くなっていくばかりで、体験入学からちょうど1年後ようやく決意を決めネイルスクールに入学しました。
スクールはだいたいの人が仕事をしながら通っているので、授業時間が曜日によって違いますが、平日は21時までやっていました。スクールが休みの日は祝日しかなかったので、スケジュール的にとても通いやすかったです。自宅からネイルスクールまでは、車で約一時間程でした。
検定のための講座と費用
入学してしばらくは座学をしました。決められた授業時間を終えるとようやくネイルの実技に入ります。私はプロネイリストコースだったので、ネイリスト検定3級の実技から始まりました。
まずは道具のセッティングから、消毒→削り→塗りと学びました。
一通り教わると後は試験に向けて、モデルさんを使いながらひたすら練習です。検定が終わると次はネイリスト検定2級、ジェルネイル検定初級…と、どんどん授業→検定→授業→検定…と進んでいきます。うまくいけば入学から1年以内にすべての検定をとることができます。
この間にかかる費用がかなりあります。練習量に合わせて道具代もかなりかかってきます。モデルさんの交通費や食事代、お礼などにも結構なお金がかかります。そして何よりも試験代が高いです。受験する級が上がるに連れて料金もかなり跳ね上がります。
それと私の通っていたスクールには、駐車場がなかったので駐車料金もスクールに通うたびに発生します。学費がローンの金利を含めて約150万円、それに検定代、道具代、交通費で入学前に考えていたよりもかなりの費用がかかりました。
受講期間は入学から一年半ですべての授業時間を終わらせる必要があります。私は自宅からスクールが遠かった為、おもに土日に通うスタイルで、朝の授業開始の時間10時~最後の授業の18時まで一日授業を受けていました。
スクールに通う日も授業時間も自分の生活に合わせることができたので、仕事をしながらでも余裕を持って通学できました。受講期間が終わっても資格を取るまでのサポートがしっかりしていたので、ネイル検定1級、ジェル検定上級、ネイルサロン衛生管理まで資格を取得することができました。
今、現在の仕事
すべて資格を取り終えた今現在は、残念ながらネイリストの仕事には就いていません。これもネイリストのリアルな現実なのですが、地方でネイリスト一本で生活していくことはなかなか厳しいことなのです。
一人暮らしをしながら自分で生活していくには都会にでないといけません。実際地方のネイルサロンで働いている人はバイトを掛け持ちしたり、主婦だったりでなかなか厳しいのが現実です。
ですが私は、地方でも世代や年齢問わずにたくさんの方にネイルの良さを知ってほしいと思っています。そのために都会にでて活動するのではなく、地方で頑張って活動していきたいと思っています。
参照⇒ネイリストの仕事で大変?
副業としてのネイルの仕事
日々の生活があるので今のところは副業として、出張ネイルをしています。スクールを卒業しても講師の先生方と仲良くさせてもらっているので、イベントなどがある時はスクールのスタッフとして協力もしたりしています。
コンペやコンテストにも出場してネイリストとして腕を落とさないよう、技術向上できるように勉強をしています。今はこんなことくらいしかできませんが、地道な活動がいつかは実を結ぶと思っています。夢はこの私の住む小さな街にネイルサロンを出すことです。
ネイリストになりたい人へ
ネイルスクールに入学しようか悩んでいる方に、アドバイスというかリアルなお話をしますと、ネイリストは華やかな仕事ではありません。
よく華やかで、派手な世界と思い入ってくる方がいますが、現実は全く違います。ネイリストは、人の粉まみれになると思ってください。甘皮処理したときのお客様の皮膚のカス、爪を削るときに出る大量のダスト。
一日に何度も使う消毒やアセトンなどで皮膚の弱い方は、荒れます。度重なる練習で場合によってはアレルギーを発症する人もいます。私自身をアレルギーを発症しました。
あと、とにかく毎日、毎日練習です。ネイリストになりたければとにかく粉まみれになって練習あるのみです。これがネイリストの現実です。華やかな世界と思い入学されてきた人たちは、この現実が嫌でスクールに来なくなったり辞める方もたくさんいます。そこを理解されたうえで良く考えていただけたら、と思います。
でも、私はネイリストになり世界が変わりました。「自分の選択は間違っていなかった。」と思います。
ネイルスクールの体験談とネイリストを目指す人へのアドバイス
普通の就職では嫌だった
ネイリストになろうと思った理由はいくつありますが、一番の理由は、普通に就職することが嫌で嫌でしょうがなかったからです。
このまま大学を出たら普通の会社に就職して、仕事を覚えて……、という人生だ、嫌だな、と思っていたんです。大学生になったばかりの私には、そういう人生が大変退屈に思えていたんです。
ですので、そんな普通の就職ルートから外れたいという思いから、ネイルスクールに通い始めたと言えると思います。また退屈な仕事とは違って、ネイリストはアーティストっぽいし、しゃれてるし、誰もが「すごいね、かっこいいね」と言ってくれる仕事だと思ったんです。
ですが、だからと言って、すぐにネイルスクールに通い始めたわけではありませんでした。まずネイルに詳しい子に聞いて、早速自分で始めてみたんです。実はそのときまで、ネイルは一度もやったことがありませんでした。
やらなかった理由はいろいろありますが、ネイルをするっていうことが、単に面倒だったのです。
スクールに通い始めた時期
もともと絵をかいたり、なにかをつくたりすることが好きだったので、すぐに熱中しました。フェイスブックにネイルを始めましたと書いて、写真をアップしたりすると、すぐに多くの人から反響があって、楽しくステップアップできました。
ネイルをやる女の子から、「こうしたほうがいいよ」とか、「今度やってよ」というコメントをもらい、実際にネイルをやってあげたこともありました。自分でもある程度うまくなったかな、というところで、ネイルスクールに通い始めることにしました。
完全に一から学ぶよりも、そういうやり方の方が安く済むと考えたから、そのタイミングでした。ネイルスクールは、一番大学に近いところにしました。通いやすいことが一番大切じゃないか、と思ったからです。渋谷にある「ジャパンネイルスクール」という学校でした。
ネットで調べて、そのサイトの情報を読んだら、すぐそのスクールに足を運んで、申し込みをしました。大学と両立しながらですし、またバイトもしてましたから、スクールに通うのは正直言って大変でした。
ですが、「普通に就職して退屈な仕事でいいのか」と自分に問いかけて、いや、それは嫌だって思って、頑張って通いました。
楽しかった授業
正直当時は、普通の就職にかなり偏見がありました(笑)。ネイルスクールでの生活は、同世代の仲間が多かったせいか非常に楽しかったですね。私の場合は、普通の授業のほか、自習室っていうのを使ってました。
この自習室は無料で使える、ネイルの勉強部屋みたいなところで、家にいるときとは違ってすぐ指導してもらえるし、仲間がいるしで、よくここでネイルを勉強してました。
通学スタイルですが、土曜が一時間目のみで、日曜はお休みだったので、基本的に土日に通っていました。同級生からは「大変じゃない?」なんて言われることも多かったんですが、勉強とは全く違う集中力を使いますし、ネイルがすっかり趣味になってたので、全然大変じゃなかったんです。むしろ非常に充実した時間でした。
ちなみにネイルスクールの学費ですが、入学金と授業料あわせて、100万円ほどでした。私には十分、いや十二分に元が取れることを、教えていただきましたので、高くは感じませんでしたね。
肝心の授業の内容についてですが、本当に、実に様々なことを教えてもらいました。
ネイル技術以外にも多くを学べた
基本的にマンツーマンで教えてもらえ、どんどん上達していきました。ですが、ネイリストという仕事は「接客業」です。ですので話の面白い講師の方が多くて、接客に役立つようにと、雑学を話してくれたり、面白い話をたくさんしてくれたりします。
それだけではなく、自分の失敗話とか、体験談とか、また信念や、基本的な礼儀作法の話もありました。まだ学生だった私には、基本的な礼儀作法について教えてもらったことが非常にありがたかったです。
ただネイルの技術を教える、ってスタイルではなく、そのような様々なことをご指導いただけたのは、本当によかったです。そのため私の場合は、ノートをとるときは、講師の方の失敗談も、雑学も、礼儀作法についても、面白かった話も、役立つかもしれないと全部メモしました。
ネイルの技術を教えるだけじゃなく、様々なことをという姿勢で相手方が臨んでいるので、こちらもそれに応えようと思ったんです。
より具体的な受講内容について話します。まず授業はマンツーマン授業でした。受講内容は、まず爪の基本知識から教わりました。
たとえば爪はどのような構造なのか、そして殺菌学、衛生学……。ちょっと難しそうに感じるかもしれませんが、全然そんなことありません。非常にわかりやすく教えてもらえます。
またハンドケアやフットケア、マッサージにトリートメントなども、いわゆる基本編のような授業で教えてもらえます。
本格的なネイルの技術
次に、本格的にネイルのことを教わります。スカルプチュアネイルや、ティップオンネイル、リペアのことなどです。それからペインティングや、エアーブラシや、ジェルアート、デザインのことを教わりました。
これで終わりではなく、最後に、接客テクニックのことも教わりました。私はネイルのことしか教えてくれないと思っていたので、本当にありがたかったです。またトラブル対処法などについても教わりました。
また化粧品についてや、色彩学、アフターケアについても学習しました。JNEのネイリスト技能検定試験を受けて、2級を取得しました。2級を取得すれば、サロンで問題なく働けます。
ネイルサロンに就職
その後、ネイルサロンに就職したかどうかですが、就職はしませんでした。まだ大学在学中なこともあって、アルバイトとして、土曜日曜にネイルサロンで働きました。OLさんなどが仕事帰りに来るので、平日の夕方にもお店に出ました。ネイルスクールに通ってた時間に、働くようになったという感じです。
時給は1300円でした。普通のバイトに比べるとかなり高額で、どんどん技術も上がっていき、また性格的に接客に向いていたせいもあって、非常に楽しく務めることが出来ました。土日は休憩を途中ではさんで7時間ほど、平日には4時間でした。
アルバイトとはいえ、実際にネイリストとして働いたものからすると、やっぱりネイリストは技術のほかに、話術がかなり重要だなと思いました。
これからネイリストを目指す人たちに何か言うなら、話術の重要性を一番に伝えたいです。技術はもちろん重要です。ですが「接客業」ですので話術も重要となります。
当たり前のことですが、ネイルが得意だからで勤まる仕事じゃありません。そのあたりは勘違いしないでもらいたいです。
また逆に言えば、人と話すことが大好きであれば、ネイリストとしての天性の素質を持っていると言えるのではないでしょうか。人と話すのが好きであればぜひ挑戦してほしい職業だと思います。
もし、ネイルが好きだけど、人と話すのは得意じゃないな、と言う人がいても、諦めないでほしいと思います。正直私も人を笑わせたり、喜ばせたりすることが得意なタイプではありません。
正直な話、アルバイトを始めてすぐのころに、お客さんに「あんまり話さないんですね」と言われてしまったこともあります。ですが、トレーニングでそういうスキルもどんどん成長します。
私が通ったところはとくにそうですが、ネイルの技術だけじゃなく、お客さんとのコミュニケーションについても学べますので、ネイリストとしての「総合的な」スキルを身に着けたいなら、ぜひネイルスクールに通うべきだと思います。
自分に合ったスクール選びプロのネイリストになるまで
ネイリストになりたい
私は昔から休日になるとネイルを綺麗にする時間が大好きでした。学校では規則が厳しいので、ネイルでおしゃれできるのは休日だけです。その休に好きなネイルを塗ってお出かけするのがとても楽しかったです。
しかし、自己流ではそんな綺麗には塗れなかったです。それで、少し金銭的に余裕が出てくると、思い切ってネイルサロンに行ってみたんです。
そしたら、自分の爪が見違えるように綺麗になっていくのを実感しました。そして、自分もこんなことが出来るようになりたいと思ったんです。こうして、私はネイリストを目指そうと思いました。
ネイルスクールさがし
こうしてネイリストになることを決意した私は、「思い立ったらすぐ行動」
という自分のモットーにしたがって、ネイリストになるにはどうしたらいいのかを具体的に調べることにしました。
なんとなく専門の知識を学べる学校に通った方がいいということは知っていました。なので、ネイルスクールについて情報を得るところから始めました。
そこで、とくに実績が高くて尚かつ自宅からもとても近いところに校舎を構えていたネイルスクールが1番魅力的に感じ、そこが第一希望になりました。
一応、他のネイルスクールのサイトも見ましたが、やはり最初に魅力に感じたネイルスクールがいいという気持ちが揺るがなかったため、私はそこのネイルスクールのみ資料請求を行って説明会にも参加することにしました。
参照⇒ネイルスクールに資料請求
質問をした際には丁寧な回答も頂けて、実際に授業を行っている姿も見せていただいて、自分が授業を受けているイメージを膨らませやすかったですね。
参照⇒説明会体験談
一応、比較として、もう一校のネイルスクールにも説明会に行ったのですが、授業の雰囲気も第一印象でいいと思っていたネイルスクールの方が、講師の方の説明が丁寧で生徒も生き生きとしている印象を受けました。結局、最初にいいとおもったネイルスクールへ入学することに決めました。
1年間じっくりと学ぶ
私はネイルスクールには1年間在籍していました。ネイルスクールで自分が納得のゆくカリキュラムを学ぶのに在籍している時間は人によってまちまちで、中には半年未満で修了する人もいます。
ただ、私はじっくりと高い技術まで吸収したいという気持ちが強かったため、1年在籍することになりました。それだけ通っていたのであれば、とても忙しかったのではないかと思うかもしれませんが、思っていたよりもゆったりしていたと思います。
というのも私が通っていたネイルスクールは土日に授業を受けることが出来ました。それで基本は週に2回だったのですが週に1回にすることも出来ましたし、1回が180分でみっちりと学ぶことができるというので、そこまで時間を圧迫されずに学ぶことが出来ました。
なので、自分のペースで学ぶことが出来たのです。そのため時間に追われるという感覚はなかったですね。少人数制だったので、丁寧に教えてもらえましたし、質問もしやすい環境だったなと思っています。ただ人気の高い講師の授業はすぐに埋まってしまうので、枠の争奪戦はけっこうありました。
資格試験も取得
ネイルスクールでは「ネイリスト技能検定試験」というネイリストの検定としては1番メジャーなのではないかと考えられる検定に合格するために必要な勉強を行っていました。
ネイリスト技能検定試験は3級・2級・1級とあります。2級は取っておくべきだと言われていて、お客様にもネイルを塗るのなら最低限のラインだとされています。
ただ、就職の際には1級を持っていないと採用してくれないという話も聞いたため私は1級も取れるようなカリキュラムで学んでいました。また、昨今ではJNAジェルネイル検定も多くの方が受けていて、ネイルサロンでもジェルネイルが主流となっているためこちらの勉強も行いました。
学んだ内容はテーブルセッティングや施術前の手指消毒、油分除去などといった基礎的なことから、エンボスや3D、ジェルイクステンションなどといった応用的な物まで様々なことを学びましたね。
これで、学費は1年間で72万円でした。高いと思うかもしれませんが、高度な技術まで学ぶことが出来たので相応なのかなと私は思いました。分割払いにすることもできましたから、なんとか家計が大崩壊するといったことは防げました。
そうして、一年間ネイルスクールでしっかりと学んで私は、ネイリスト技能検定3級・2級・1級と JNAジェルネイル技能検定初級・中級・上級を取得することが出来ました。
ネイルサロンに就職
資格をしっかりと取れたので、次はネイリストとして働くためにサロンで就職をすることにしました。ネイルスクールで就職のサポートも行っていたため、そこでも時にアドバイスも貰いつつも自分自身の力でもどんどんと探していきました。
そして、けっこう有名なネイルサロンに就職することが出来ました。正社員として入社することできたので、週休2日が確実に確保できたというところや夏季・冬季級かもしっかりともらえたところもよかったです。賞与も昇給もありましたし、勿論社会保険も完備してありました。
勤務時間は朝の9時半から夜の9時半までの実働で8時間です。人気サロンということもあって、お客さんがとても多く、残業をすることもありますが、その分の手当はありましたからそれなりに納得して働き続けています。
ただ、私が働いている店舗は百貨店内の店舗であるためそこまで無理な残業はない方なのではないかと思います。こういった要素も有名なネイルサロンへ就職できたという点で得られたメリットの1つだと私は思っています。ちなみに初任給は18万円程でした。
これに様々な手当があってもう少し多く貰えることもありましたが、最初の頃はそんな物でしたね。現在では頑張りが認められたこともあって昇進することが出来てもう少し多くお給料を頂いています。
接客スキルが何より大事
サロンでは毎日お客様の理想を叶えられるネイルを施すためにしっかりとしたヒアリングを行うことを第一にして働いています。仕事をしていくうちにネイリストとしてのネイルを行う技術もより高まってきましたが、それ以上に接客スキルが上昇してきたように感じています。
ネイリストというのは接客業でもありますから、お客様に好印象を持ってもらうことがとても重要です。なので少しでもお客様に満足してもらえるような環境づくり、丁寧な接客対応を行うことを心がけていました。
コミュニケーションは非常に大事だということを実感しましたね。私は現在のサロンで就職してとてもやりがいを感じています。お客様に満足していただける時や、少しずつ技術が上昇していっていることを実感するとき、様々なことでネイリストとしてのやりがいを感じています。
ですから、これからもネイリストとして活動していきたいと思っています。ある程度経験した人は独立して自分の店を持ちたいと思うような人もいますし、私の勤め先でもそういった理由で退職した人もいました。
ただ、自分は経営者としては向いていない性格だと感じていますし、現在の就職先で働いていて仕事もプライベートも上手く両立していけているので今のところは現在の職場で働き続けていたいなと思っています。
これからネイリストになりたいと思う人に
ネイリストは想像以上に体力も必要ですし、何よりコミュニケーション能力も問われます。接客スキルの取得には経験も必要で、すぐには身につかないものです。しかし、やりがいがとてもある仕事です。
通信もありますが、ネイルスクールの方がメリハリの利いた勉強が出来て、情報も多く得やすくていいと思います。自分に合ったネイルスクールを選択してネイリストを目指してみてください。
とても楽しかったネイリスト経験
まず冒頭でお伝えしたいこと。それは「ネイリストってとっても楽しい」ということです。
高校卒業後ネイルスクールへ
私は、高校を卒業してからアルバイトをしてネイルスクールの学費を稼ぎネイルスクールに通いました。私が通ったのはかなり有名な学校でした。基本のすべてが勉強できるコースから、応用まで勉強できるコースがありました。私は金銭的に余裕がなかったため、基礎を学べるコースを選びました。
基礎の勉強の内容は、基本的なケアカラー、フット、スカルプ、エアーブラシ、3Dや、筆で描くアートなども習いました。先生いわく、「サロンによってやり方がだいぶ違うから基礎さえちゃんと勉強しておけば大丈夫」と言っていました。ちなみに、私がネイルサロンに通っていたときはジェルネイルはまだなかったので、スカルプが主流でした。
実際に勉強してみて、基礎は本当にちゃんと習得できましたし、大きな賞を取ったような先生からも教えてもらえ、とても安心して通えました。賞を取るようなネイリストは、とても手際よく作業していて、そのときの光景を今でも覚えています。
その時は感じなかったのですが、手際のよいネイリストは人気が出ると思います。ネイルは指10本におこなうため、どうしても時間がかかってしまいます。時間があまりかかると、お客様は飽きてしまいます。また、時間が限られているお客様もいらっしゃるので、素早くそして丁寧に施術ができるのに越したことはありません。
ネイルスクールを卒業してサロンに就職
ネイルスクールを卒業すると、すぐにネイルサロンに就職しました。私が就職したのは都内のデパートの一角にあるネイルサロンでした。なぜ、そのサロンを選んだのかと言うと、デパートが有名だったということのみです。ハンドは5席、フットは2席でした。狭い店内でしたが、予約はいつもいっぱいでした。
はじめの三ヶ月は電話の取り方や、先輩たちの助手などの仕事でした。先輩のネイルの施術をしやすいようにサポートもしました。自分では学校も卒業したし、自分の技術でも通用すると思っていたのですが、先輩の施術を目の前で見ていると、まだまだ自分の未熟さを感じざるを得ませんでした。スピードも全然早いですし、丁寧です。
なので、私にとって見ている時間はとても勉強になりましたし、そこでネイルの手順なども覚え、それだけでかなり勉強になりました。
それから本社でケアカラーの試験を受けました。とても緊張しましたが一発で合格し、お客さんに施術できるようになりました。アートはとても好きなのですがフレンチネイルがとても苦手で、家で一生懸命頑張って何度も練習したのを覚えています。しかし全然苦ではなく、とても楽しく練習し仕事していました。
ネイリストの仕事場はサロンだけじゃない
そのネイルサロンは2年ぐらいで退職しました。それから派遣のネイルがありそれに登録をしました。そこでは、かなり貴重な体験をしました。
着物のお店に行って着物を購入された方にそれに合うネイルを施術したり、オートレース場に行って、選手のユニホームに書いてあるシンボルマークなどをネイルに描いたりもしました。宝石の販売会場で購入された方にその宝石に近い色のラインストーをつけたり、いろいろな派遣があってとても楽しかったのを覚えています。
このようにネイリストの仕事場は、サロンだけに限定されるわけではありません。様々な場所、そして様々なシチュエーションで需要がある技術なのです。
ネイリストは楽しい!機会があれば戻ってみたい!
今はネイルの世界からは離れてしまいましたが、機会があったらまたネイリストやってみたいです。ネイルの世界はとても移り変わりの激しい世界です。今はジェルネイルが一般的ですが、少し前まではジェルネイル自体ありませんでした。
なので、いつか現場復帰するためには、流行のネイルの勉強をしなければならないことでしょう。それでも勉強を含め、ネイルはとても楽しいものです。
現在でも自分や、友達にはネイルをしています。これもいつか現場に復帰したときのための練習と考えています。
これからネイリストを目指される方は沢山いると思いますが、本当に楽しい仕事だと思います。それに技術が身につけば一生ものなので、学ぶことは大変よいと思います。
私を幸せにしてくれるネイルストのお仕事
「なぜネイリストになったの?」
そう聞かれることがあります。実はそんなに深い理由があるわけではないのですが、敢えてあげるなら「細かい作業が好きだった」と言うことでしょう。
独学でネイルの勉強
私は日頃子育てをしている主婦です。子どもが小学校に通うようになり、自分の時間を少しずつ持てるようになりました。なので、何かやってみたいという思いがあり、すぐに思いついたのがネイルでした。子どもが小学校に行き始めたからと言って、長い時間自分の時間を取れるわけではありません。家事もしなければなりません。なので、スクールに通うのは厳しいかと思い、まずは独学で始めてみることにしました。
元々ネイルが好きだったので、多少の知識はありました。その知識の中でジェルネイルの持ちがよいというのは知っていたので、まずはジェルネイルの勉強を始めることにしました。
まずは、基本的な知識をおさらいしようと、インターネットや書籍で基礎知識を勉強しました。結構知っているつもりでも「へぇ~そうなんだぁ~」と言うことが結構ありました。その後、ジェルネイルに必要とされる材料を通信販売で揃えました。
その後、爪を整えるところから始め、甘皮の処理の仕方を学び、実際にネイルするといった感じで段階を追って進んでいきました。練習の中でとくに難しいと感じたのは、「人の手にネイルすること」です。
ネイリストを目指すのだから人に手にネイルするのは当たり前なのですが、初めのうちは非常に苦労しました。練習をするまで気にしていなかったのですが、人によって爪の形や大きさ、そして硬さが全然違うのです。始めのうちは数名の友人に協力してもらい、とにかく練習を繰り返しました。
苦労したことは多いのですが、施術するときはやっぱり楽しいです。どんなカラーやデザインにするのか始めにある程度決めるのですが、途中で変更したりしながら楽しんで施術をしていました。徐々に出来上がっていく様子を見るのも楽しいですし、出来上がった時は何とも言えない充実感、そして感動があります。
1週間限定のネイルスクールでディプロマ取得
私の場合は完全に独学で勉強したので、とくにネイルスクールでもらう資格というか証明書と言ったものがありませんでした。これだと、お客様からしてみると分かりにくいんですよね。資格があったりすると「ネイリストの資格を持っているんだな」と分かってくれるんです。
技術はあっても資格がないとお客様を取り辛いと感じた私は、通信教育を考え始めました。
そう思っていた頃、知り合いの紹介で美容師さん限定のネイルスクールの誘いを受けました。期間は1週間。私は美容師ではなかったのですが、直前に欠員が出たらしく、たまたまそこに入れてもらうことができました。
1週間のネイルスクールでしたが、大変勉強になりました。独学で身に付けていた技術や知識ですが、やはり独学な分、欠如しているところもあり、あらためて勉強しなおせたという感じでした。また、欠如したところを補えた分、自信を持つこともできました。
そして1週間のネイルスクールが終わった時、卒業証書をいただくことができました。ディプロマと呼ばれているものです。これにより「お客様への証明」ができるようになります。そのため、自宅でネイルサロンができるように準備を始めたのです。
自宅の一角をネイルスペースに
家族と相談しリビングの一部をネイル専用スペースにしました。練習の時に付き合っていただいた友人を中心にスタートし、そこから友人の紹介、そしてその方々の紹介でお客様が増えてきました。
個人で行っているので時間的に融通が利きます。そのため、朝早くしか来れない、もしくは、夜しか来れないお客様の対応も柔軟に行うことができます。これは大手サロンにはできない個人経営ならではの私の武器だと感じています。
家族の協力の元、好きな仕事ができるのことは幸せなことだと感じ、これからも続けていきたいと思います。