結論から言いますと、ネイリストを目指すのであればネイルスクールに行ったほうが絶対によいです。
ネイルの資格の種類
実はネイルの資格というものは数種類あります。
その中でもとくに有名な資格は「日本ネイリスト協会」通称「JNA」発行している「ネイリスト技能検定」と「ジェルネイル技能検定」です。
「ネイリスト技能検定試験」は3級~1級とあり、「ジェルネイル検定試験」は初級~上級とあります。
将来的に、プロのネイリストとして活動していくのであれば、ネイリスト技能検定の1級、ジェルネイル検定の上級まで取得しておいた方がよいでしょう。
なぜネイルの資格を取る人が増えているのか?
ネイルの資格を取得したいと考える人は実際増えています。
理由はいくつかあります。
まずは就職率が高いという点が挙げられます。これはネイルサロンが増加傾向にあるため、それに伴い従業員を雇っているためです。
また、ネイリストになるというのは「手に職を付ける」ということです。ネイリストの場合、サロンに就職することもできますし、さらに独立して自分で事業を行うこともできます。
さらにネイリストの仕事は利益率が高いということが魅力です。美容師と同じように、何か大きな金額のものを仕入れてそれを販売するというわけではありません。自分の技術を活かしてお客様からお金、いわば技術料をいただくというものです。
このように、ネイリストの資格を持っているだけで、仕事がなくて困ってしまうといったリスクを軽減することができます。
こういったことがネイルの資格を取る人が増加している理由となっているのです。
ネイルの資格を取る人はOLが多い
では、どのような人がネイルの資格を取るのでしょうか。
高校を卒業してからネイルスクールに通い、ネイリストを目指す人が多いことは事実ですが、一度社会に出たOLさんが働きながらネイリストを目指すケースが実は多いのです。
なぜ、すでに働いているOLさんがネイリストを目指すのかというと、いくつかの理由があります。
まず、「現在の職場の将来における不安がある」という場合です。今はどんな大きな会社でもどうなるか分からない時代です。そのため、いつ仕事がなくなっても自分の力でどうにかできるように就職率の高いネイリストの資格を取っておくのです。
また女性の場合、結婚や出産で職場を離れる場合があります。しばらくして会社に復帰する人もいますが、それを機に他の仕事を考える人もいます。
そんな時に、ネイリストというのは1つの選択肢になりやすいのです。
また、特に女性は現実的です。行き当たりばったりで人生を送るより、しっかりと計画を立てて将来設計をしている人が多いです。そんな中、手に職を付けておくことは、将来起こり得るトラブルを回避しやすくなります。
さらに、成長意欲のある女性が多くなってきたというのも理由として挙げられます。女性の社会進出は年々目まぐるしくなっていっています。色々な会社でも女性が重要なポストに就いているのも珍しくはありません。ネイリストの場合、独立しやすい業種ですので、自分の力を試したいという女性がネイルの資格を取ることを考えているのです。
「働きながら資格を取るのは大変そう」
そう思われるかもしれません。確かに大変です。
よく考えてみてください。少しネイルスクールに通った程度でしっかりとした技術が身に付くと思いますか?お客さんにネイルをすることができると思いますか?リピーターを呼べるネイリストになると思いますか?
なれませんよね?
社会人として働きながら通うのは大変です。そんな中でもやる気のある人はスクールに通い続けます。
大変な思いをしてまで資格を取得した人は、ネイリストとしての心構えが違います。そのため、将来的に大きく成長する可能性を秘めているのです。
とはいっても、最近のネイルスクールは社会人の学生のために、例えば駅周辺にスクールを設置したり、夜遅い時間まで授業を開講してくれていたりします。
このようにスクール側は、忙しい社会人を受け入れる体制を整えています。あとは本人がどれだけ頑張れるかです。
資格取得をするためにはどうすればよいのか?
ネイリストというのは国家資格ではありません。そのため、ネイリストには誰でもなれます。
しかし、しっかりと技術や知識が身に付いていなければ、当然のことながら生き残れない世界です。
そのため、民間資格のネイリストの資格取得を目指すのです。
先ほどのお話しした通り、日本のネイリストの団体で特に大きいのはJNAです。そこで発行しているネイリストの資格を持つことは、1つのステータスとなります。
多くの人はJNAが発行する資格取得を目指すわけですが、簡単に取得できるものではありません。
そのため、その資格を取得するためにネイルスクールに通うのです。
ネイルスクールの中にはJNA認定校というものがあり、そこに通って勉強していれば、ネイリスト検定のための勉強をすることができます。
ちなみに、勘違いをされる人がいるのですが、ネイルスクールに行ったからって資格を取れるわけではありません。ネイルスクールで資格を取るための勉強をするわけです。
別に例えるとすると、自動車教習所では免許は取れませんよね。運転免許試験場に行って実際には取りますよね。
それと同じです。
また、ネイルの勉強はなにもネイルスクールだけではありません。通信講座でも勉強をすることができますし、独学で勉強することも可能です。
しかしネイリストの資格を取るのは非常に難しいことです。ネイルスクールに通っている人でもかなり必死になり勉強をしなければ取れないような難易度になっています。
ネイルスクールと通信講座はどちらがよいのか?
ネイルの資格を取得するために多くの人がネイルスクールに通っています。また、別の方法として通信講座で勉強をする人もいます。
それぞれにメリットデメリットがあるのですが、結論から言いますと、なるべくならネイルスクールに通ったほうがよいと思います。
ネイルスクール
メリット
- ネイルスクールの方が技術力がしっかりと身に付く。
- 遅い時間に授業を受けられたり自習室を自由に使えるスクールが多い。
- ネイルを教えてくれる講師や周りに仲間がいるためモチベーションを保ちやすい。
- ネイル業界の情報が入ってきやすい。
- 就職先を見つけやすい。
デメリット
- 学費が専門学校程度はかかる。
通信講座
メリット
- いつでも自分の好きな時に好きな場所で勉強をすることができる。
- 学費が通学に比べ圧倒的に安い。
デメリット
- 細かな技術が身に付くかは不安。
- ネイリスト技能検定1級を取るならネイルスクールのスクーリングに参加する必要がある。
⇒通信講座
総合的に見ても、ネイリストを本気で目指すのであれば、ネイルスクールに通ったほうがよいと思います。これは現役のネイリストに聞いてみても多くの人が同じ意見です。