私はジェルネイルに強い興味を持ったため、そこからネイルサロンに興味を持ち始めました。
サロンに行ってみて思ったのは、やはり店内の環境はとても大切であるということでした。もちろんネイリストの技術も必要不可欠です。
ジェルネイルがしてみたい
私がネイルサロンに興味をもったのは、ジェルネイルをやってみたかったからです。
普通のネイルだと、爪先のネイルがすぐに剥げてしまったり、ネイルがよれてしまったりと、自分の不器用さもあって中々綺麗に塗ることができないことが悩みでした。
ジェルネイルならばネイルを固めてくれるので、そんな心配はないと聞き、一度はやってみたいと思っていました。そうやって興味を持っていると、自然とネイルサロンの情報が目に入ってきます。
そして、最寄り駅から自宅の途中にネイルサロンがあるのを見つけたのです。店の前に置いてあったチラシを読み、初回30%であること、ネットの口コミ情報を調べてなかなか評判が良かったことの二つが決め手となって、そこに行ってみようと思いました。
もちろん、ネイルサロンが最寄り駅から自宅の途中にあるという地の利が良さも理由のひとつです。実際にネイルサロンに行ってみると、店の広さがこじんまりとしている印象を受けました。
ネイリストが2~3人おり、お客さんも私の他に1人(もしくは2人)だったように思います。
施術前のカウンセリング
試作前にカウンセリングをすることになり、希望のシートに好きな色・好みのネイル、今までのネイル経験などを記入したと思います。サンプルを色々と見せてもらい、私は両指のネイルをお願いすることにしました。
ネイリストの方に丁寧に受け答えしていただきまして、無理な勧誘などはなかったです。
高めの値段設定
両指10本で正規の値段は1万円弱だったと思いますが、初回30%オフのためかなり安く思いました。値段自体は「おお、高い」と思い、(やっぱり細かい作業だとこれくらいするのかな)、とも思いました。
ただ、最寄り駅がけっこう高級住宅地に近接している場所だったので、ネイルサロンの客層もその住宅地のマダムを狙ったものだったのだと思います。ソファやインテリアなどもファンシーでありながら落ち着いたものが選ばれていました。
お金をかけているな、というのも印象に残っています。
私自身は高級住宅地を通りぬけた普通の住宅地に住んでいましたので、ネイルサロンに踏み入れたとき、「これがお金持ちの店なのか!」と知らない世界に踏み込んだ気持ちにもなりました。
私は外から店の中が見えるお店はあまり好きではありません。ネイルサロンのなかには、外から店の雰囲気を知ることができるように施術の様子が外から見られるものもありますが、私はそれがいやでした。
私が行ったネイルサロンは、外から見られない造りになっていたのも嬉しいポイントでした。今思えば、そういう造りになっていたのも「高級」を売りにしていたからかもしれません。
きちんと好みを伝える
私は爪のネイルをオーソドックスなフレンチネイルにしてもらうことにしました。追加でラメを加え、薬指にストーンを1個つけることにしました。
その他ですと、ピンク地にストーンを右・左に1つの指ずつにつけるとか、ひまわりの花を描いてもらったりもしました。
私はストーンをのせるのが好きだったので、それを目立たせるためにネイル自体は一色にすることが多かったです。
色は白・ピンク・茶色、と肌馴染みのよい色を選んでいたように思います。ネイルにラメが入っているものは、1つか2つの指を選んで塗ってもらったこともあります。
10本の指全てだとケバケバしくなってしまうような気がして、遠慮しました。ネイリストさんには私の好みをきちんと伝えていたので、強引にネイリストの望む方向へ変えさせられるというようなこともなかったです。
施術中の過ごし方
施術の全体の時間は、1時間半くらいかかったように思います。客が退屈しないようになのか、大型テレビに無音で映画が繰りかえし流されていました。
そのとき、私が見たのは「プラダを着た悪魔」でした。違う日には、ディズニー映画や、アン・ハサウェイの「ワンデイ」などを流していて、やはり女性向けの映画をチョイスしていると思いました。
それとは別に、ヒーリング音楽が流れていたように思います。映画を見ていてもいいし、ネイリストの細かな作業を見つめていてもいいし、じっとしているのは大変でしたが退屈はしなかったです。
ネイリストの方もお話上手で、ネイルの話や世間話などを合間に入れてくださって、楽しい時間を過ごすことができました。なにより自分の爪がどんどん変化していくのを見るのが面白かったです。
ネイリストにより爪が生まれ変わる
丁寧にやすりをかけ、磨かれていくと、それだけで爪が生まれ変わったように思いました。ネイルを体験して初めてわかったのは、実際にネイルを塗る前の下準備にものすごく時間をかけるということです。
ネイルを塗る下地をつくるための準備に全体の3分の2弱を費やしているようにも思えました。その仕事の繊細さに驚いたのです。
幸運なことに、私の爪の形が整っていたようでネイリストの方から「形がよい爪ですね」と褒められました。
爪を褒めてもらうことなど初めての経験でしたし、そういうところに目を向けたことがなかったのでとても新鮮でした。今でも強烈に覚えています。
ネイリストとの会話
施術をしている間、雑誌を読んでいる方もいらっしゃいましたが、私はネイリストの方とお話するのが好きでした。
全然、関わりのない世界でしたので、ネイルの色々なお話を聞けるのが面白かったというのが一番です。担当の方もお話上手だったというのもあります。気さくで親しみやすい方でした。
担当の方があっけらかんとした口調で、離婚歴があり、手に職をつけるためにネイリストの資格をとったんです、と教えてもらった時は、その率直さを好ましいと思いました。
施術でのトラブル
ネイルの施術中、客はどうしてもじっとしていなければなりません。指先のことですので、ヘタに動くとネイリストに迷惑がかかってしまいます。
ある時、他の方にやっていただいた時、どうしても私が希望したネイルの水玉模様が上手くできず、途中で指も痛くなってきたので諦めたことがありました。
繊細で神経を使う作業だからこそ、ネイリストの方のコンディションも大きく関わってきます。その分、料金が高くなるのだとも思います。
それでも、失敗された時は怒るというより、指先の疲れがひどく、気疲れもしてしまい、気持ちもなんだか落ち込んでしまいます。
本当に丁寧な謝罪を受けましたし、「そういう場合もある」ということで開き直るしかありません。
ネイルサロンで大切なこと
ネイルサロンで大切だな、と思うのは客がリラックスして施術を受けられるかどうかだと思います。そのためにはふかふかで座り心地のよいソファと、リラックスできる音楽によって、非日常を演出するのが一番なのではないでしょうか。
私はネイルをすることで気合いを入れ、「女らしさ」を造り上げるための手助けをしてもらうために、ネイルサロンに通っていました。日常のなかの非日常を手に入れるためにネイルサロンに行っていたともいえます。
できれば、両指で5000円くらいですんだならば、もう少しお財布に優しいのかもしれませんし、ネイルへの間口も広がる気がします。そうするとネイリストの技術や保証もやはり低くなる気がしています。
また、ネイルの問題として、ジェルネイルを使い続けると爪が弱くなります。私は約1年半、ジェルネイルを使い続けた結果、爪が薄く弱くなってしまいました。
表面の色が白く変色してしまったので、ジェルネイルを塗ることをやめました。やはりネイルを塗り続けることは爪の負担にもなることは間違いないです。
ネイルサロンへの要望ではありませんが、そういうことをクリアした、爪に優しいジェルネイルが開発されないかなとは思います。