ささくれは爪の周辺の皮膚、もしくは甘皮が乾燥することで剥けてしまう症状のことを言います。
無理に引っ張って取ったりすると小さいながらも傷ができ、そこから感染症を引き起こすこともあります。
ささくれの原因は皮膚の乾燥 無理に取り除かない方が無難
ささくれとは、爪の周辺の皮膚や甘皮が乾燥し裂けてしまう症状を指します。
多くの人が一度は経験をしたことがある症状でしょう。とくに手の指に症状が現れることが多いです。
原因として考えられるのは、甘皮の乾燥が原因であったり、傷が原因であったりです。
無理に取り除こうとすると、場合によっては傷ができてしまい、そこから出血してしまうこともあります。そこから、「爪周囲炎>」を引き起こしてしまう可能性もあります。
その他の原因としては栄養不足や生活習慣も考えられます。
食事をしっかりととらなかったり、栄養が偏ったりすることが原因とされています。また生活習慣が崩れてしまっている場合にも症状を引き起こすとされています。
対処法 無理に取り除かない 取り除くなら根元から
ささくれは、無理に手で引っ張ったりして取り除かない方がよいかもしれません。余計に傷を大きくしてしまう原因となるためです。
そのままクリームなどを塗って放置しておく、もしくは、もし取り除きたいのであれば無理にひっぱってちぎらずに甘皮をキューティクルオイルなどで潤いを与えて柔らかくしニッパーで根元から切るなどの対処法があります。
放置するケースも考えられるのですすが、感染症を起こす場合があります。
いずれにせよ、症状がひどくなった場合、なりそうな場合には専門医の受診をおすすめします。
予防法 乾燥を避け保湿
ささくれの原因としては、乾燥がまず挙げられます。そのため保湿することを心がけるとよいでしょう。
その際には、キューティクルオイル等を使うのも良いでしょう。
また就寝時に手袋をして保湿をすることも効果的であるとされています。
保湿することは大事ですが、あまり保湿しすぎるとムレてしまい、今度は水虫や爪白癬の原因となってしまう可能性もあります。
人によっては付け爪をして隠してしまう人もいるようです。
ささくれの原因はビタミン不足!?
ささくれの原因の一つは、「ビタミン不足」と言われています。
そのため、ビタミンはなるべく補給するようにしましょう。爪やその周囲は、体の変化に影響を受けます。乱れた食生活をしていると、ささくれだけでなく、その他の病気の原因となります。また、ストレスや体の疲れ、洗剤等の刺激物もささくれの原因となります。
さらに、深爪も爪周りの乾燥の原因となります。普段から、保湿効果のあるハンドクリームなどで油分を補ったり、栄養面ではビタミンA・B2やビタミンD、コラーゲンや、カルシウム等を積極的に摂るようにしましょう。
全てバランスよく摂取するのは大変なので、とくにビタミンを意識して摂取するようにしましょう。とくにビタミンC、ビタミンB2、B6などがとても大切のようです。
現在ビタミン剤はコンビニエンスストアでも気軽に購入することができますので、ささくれが目立ってきたり、爪の色がおかしいなと思ったときには、まずビタミン剤を摂取してみてください。1回2回摂取しただけでは、なかなか改善はされませんので、継続的に摂取することが大切です。
ささくれの対応方法
軽度のささくれであれば、自然に治ることもあるでしょう。またハサミなどで切れる程度のものであれば周りを痛めずに切ることもできます。
しかし場合によっては悪化してしまう場合もあります。
そのため皮膚科の受診を受けることも考えるとよいかもしれません。
避けたい対処法
避けたい対処法としては、無理してつまんだり引っ張って取ろうとすることです。
余計に症状が悪化してしまう可能性があるのとともに、場合によっては化膿の危険性があります。
素人の出来る対処法としては絆創膏を貼ること。保湿することくらいでしょう。
もしあまり症状が改善できないようであれば、専門医の受診をおすすめします。