今年35歳になる女性です。
人生で初めての水虫を経験したのは、20代前半の頃でした。水虫に気づいたのは、夏がもうすぐ訪れようとしていたジメジメと蒸し暑い梅雨の時期のことです。
その頃いくつかのアルバイトをかけもちしながら、いわばフリーターとして生活していました。アルバイトと次のアルバイトまでの時間が空く時には、一度自宅へ戻り少し体を休ませてから再び自宅を出て、次の仕事へ向かうという生活スタイルを送っていました。元々、汗っかきな体質に加え、飲食業をしていたのでアルバイトではアクティブに体を動かしていました。
梅雨の時期から汗っかきで暑がりな私は、サンダルをよく履いていました。1日の前半のアルバイトは日中の時間帯なので、その暑さからサンダルで通勤していました。後半のアルバイトは夕方からなので、日も暮れ涼しくなってくるのでスニーカーに履き替えていました。
今思えばその頃の私は、20代前半洋服など身なりに気を使う年齢ではあったけれど、今ほど自分の体を意識してケアをしていなかったように思います。なので汗をかいてアルバイトの合間に休憩に自宅に戻っても、足元までケアをしないまま過ごしていました。梅雨の時期、汗をかいた足を放置してしまったのが私の水虫発生の原因だと思っています。
足元に違和感を感じた
水虫に気づいたのは、いつもと変わらぬ日常の瞬間でした。いつものようにサンダルを履いて日中過ごしていたのですが、いつもと違う違和感を足元に感じたのです。履きなれたはずのサンダルなのに履きにくいような感覚と、少しの痛みも感じました。
自宅に帰宅し、違和感を感じた足元を見てみると左足の親指と人差し指の間が赤みを帯びています。少しジクジクとした感じでした。調べてみたところ私の場合は、趾間型水虫(しかんがたみずむし)という種類の水虫だったようです。
足の指の間にできて痒みも伴う水虫の種類が趾間型水虫なのですが、私の場合最初の水虫できはじめに痒みを感じる事が無かった為、自然に治ってくれるだろうととくに治療をせずに放置してしまいました。それだけ当時は、自分の体に対するケアの意識が低すぎました。健康に心身ともに快適に過ごす為にも、自分の体を気遣ってあげるという事は、とても大切だと今では思っています。
もし水虫かな?と違和感を感じ始めている人がいるなら、早め早めの対処をした方が断然良いですよ!
とアドバイスしたいです。早めに対処する事で完治も早く、なにより水虫による心身へのストレスは想像以上のものだからです。私は自然治療に身を任せ放置してしまったので水虫の状態を悪化させてしまいました。
最初こそ痒みも強い痛みも感じなかった足元が、日がたつにつれて痒みを伴い始め、サンダルを履けば患部がサンダルに当たって痛みも伴い辛く、ストレスも増していきました。自宅でリラックスしている時ですら常に、足元が辛い状態でした。これはこのまま放置し続けていたら、どんどん悪化してしまうんではないかと不安にもなっていました。
身近な母に相談し市販薬を使い始めた
20代前半の女性が自分の水虫の事を相談できるのは母でした。出来れば誰にも知られずに治したいとさえ思っていましたが、人生で初めての水虫にどう対処すべきかわからずにいました。母に相談すると、なぜもっと早く言わないのと軽く怒られたものです。
水虫は気づいたらすぐに対処しなきゃ、と母は小言を言いながらも薬局で市販薬を買ってきてくれました。商品名は覚えていないのですが水虫専用の市販薬だったと記憶しています。市販薬を患部に塗る前に、足元は清潔にする事と母にアドバイスをもらいました。
足元を清潔にしてから、市販薬を患部に塗り込みました。水虫に気づき、自然治療を期待して放置してから2週間以上は経過していたので、この治療を始めたのは3週間目くらいの時期でした。市販薬を塗り始めてから最初に辛い痒みが軽くなり始めました。
痒みが軽くなるだけでも、水虫によるストレスが軽減されていきました。痒みが減って次に痛みも緩和されていきました。この時期には足元を集中的に、汗をかいたら出来るだけすぐにシャワーを浴びて汗を流し清潔にするよう心がけていました。
水虫の時に、とくに不便に感じたのは靴によるストレスです。痒みや痛さを感じる時期にはスニーカーでもサンダルでも、靴の生地部分や装飾品部分が患部に当たる度に痛さが増します。
それにアルバイト先では自分の靴から仕事用の靴へ履き替えなくてはならず、仕事中は靴を選ぶことが出来なかったのも大変でした。
水虫が治るまでの間は、普段よりも自分に自信が持てなくなります。アルバイト先でも職場の仲間に知られないよう更衣室でも気を使いながら過ごしていました。なので水虫になってしまうと消極的になってしまいます。
唯一、私の水虫を知っていた母には、水虫は一度できた場所にまた再発しやすいからその時には早めに対処しする事、普段から汗をかいたり蒸れたりしたら放置しないでケアするようにという助言を受けました。
それから市販薬を塗り始めて2週間弱もした頃には、水虫はほとんど治っていました。治ってからの私は、それまでとは人が変わった様に足元のケアを意識し始めるようになりました。
水虫を再発させないために行ったこと
再発は防ぎたい、もうあんな辛い時期を過ごしたくないという思いからでした。なのでアルバイトの休憩に自宅へ戻れば、まず足元を洗います。地道ですが、清潔に保つ・足を蒸らさないよう注意するという事は水虫対策として大きな効果があると思っています。
そんな地道な習慣のおかげか、初めて水虫を発生した20代前半から35歳の現在まで幸いな事に同じ場所に再発も、違う種類の水虫にもなっていません。
早めの対処をおススメします
水虫に気づいたら早めに対処していきましょう。もし症状がひどい場合には、薬局での市販薬よりも、皮膚科などを受診する事をおすすめします。とくに水虫は、周りに相談したくないけど早く治したいという人が多いと思うので、そんな時には専門の医師に相談できる病院が一番ですよね。
周りにも相談しにくいし、人に知られたら恥ずかしいイメージが強い水虫ですが、誰でも条件が揃ってしまえばなる可能性があります。なのでひどく落ち込みすぎない事も大切です。水虫の状態に合わせた早めの対処をしていく事で、患部は完治して痒みや痛みのストレスからも解放されて心も晴れていきます。
今の私が普段から足元ケアで気を付けているのが、靴を選ぶ時に足を圧迫させるようなデザインやサイズの物は避けるという事と、足元を清潔に保ってボディクリームなどで時々保湿をするようにもしています。
それと忙しいとシャワーだけで済ませてしまいがちですが時々、湯船に入るようにしています。湯船に入れないとという人には洗面器などにお湯を張って即席足湯も自宅で手軽に出来るのでおすすめです。
一度でも辛い水虫を経験したり、水虫になりたくないと心配しすぎてしまうと敏感になってしまって、それもまたストレスとなって疲れてしまいますよね。もし水虫になってしまっても、適切な治療法がある事を知っておく事で、しっかり対処できるので心配しすぎる必要はありません。
普段から、自分の体を時々でも意識してあげる事で、健康に快適に毎日を過ごしていけると思います。体が健康であれば、気持ちも元気に前向きになれますよね。
完治したら水虫の経験がきっかけとなって、自分の体を気にかけてあげるという事が、自然に習慣となって身についていけたら良いんじゃないかなと思います。
当サイトから一言
若かったからこそ水虫についてのケアに考えが及ばなかったのかもしれません。それにより足元のケアを疎かにしてしまい、水虫になってしまったとのことです。
水虫になってしまったことで、サンダルを履くことも難しくなり、痛みと痒みでストレスを感じるようになったとのことです。
確かに、いつも履けているサンダルが履けなかったり、常に痛みや痒みを伴うことでストレスを感じるのも無理はありません。
結果として、母親に相談し、市販薬を使って治したとのことです。
ここで若干の疑問があります。
まずこの方は、本当に水虫だったのでしょうか。なぜなら専門医の受診を受けておらず自分で調べ自己判断で水虫と結論付けています。また、2週間ほどで完治したということが疑問です。
一般的に、皮膚がターンオーバーする2ヶ月~6ヶ月程度、水虫の完治には時間を要します。しかしこの方は2週間ということです。
実はですが、水虫と似た症状はほかにもあります。例えば、普段履きなれない靴を履き、尚且つ靴の中が蒸れたりすると、指の間がふやけて裂けたようになってしまうのです。
一見水虫のように感じることもありますが、ただの裂傷、つまり傷である可能性も考えられます。ただの傷であれば1週間~2週間程度で治ることは多いです。
市販薬を使ったことで痛みと痒みが軽くなったとのことですが、足の指の間の傷は若干の痛みと痒みを伴うことがあります。市販薬には痛みと痒みを抑える成分が含まれていることがあります。
このようなこともあり、今回の方は、水虫ではなかったかもしれないと思いました。
このように、水虫かただの傷か分からないこともありますので、はっきりさせるためにも専門医の受診は大事だと思います。