突然内股に痒みが いんきんたむしを疑った
現在28歳の男性です。初めて水虫にかかったのは26歳の夏頃でした。水虫にかかったのは内股の付け根、股部の水虫です。
初めは内股がかゆくなりました。初めは夏場だし、汗をかいて蒸れたせいでかゆいのかなと思っていました。でも、そのかゆみも患部をかくことで一時的に治まっていきました。ですが、このサイクルはずっと続きました。4ヵ月を過ぎた頃には患部はひどくかいたせいで蚊にたくさん刺されたような跡ができていました。
そこで不安になりインターネットで症状を検索したところい「いんきんたむし」という病気を知りました。そこに出ていた画像は自分の内股にでている跡と全く一緒でした。水虫は知っていましたが、まさか内股にも水虫がつくとは思ってもいませんでした。水虫に感染する場所によって病名が違うそうです。
ネットの情報に頼ったが改善されなかった
水虫だとわかってからもしばらくは薬に頼らずに、自力で直そうとしていました。原因は汗などによる湿気が股の間に溜り、不衛生な環境にあることがよくないとネットの情報で見ました。それからはなるべくシャワーで済まさずにきっちりお風呂に入り、しっかり体を洗い、あがってからはすぐに体を乾かして清潔を保つように心がけて生活しました。
ですが、いくら清潔を保っても内股のかゆみは一向に治まりませんでした。そして患部の虫に刺されたような腫れも徐々に範囲が広くなっていきました。病院にも行こうとは思ったのですが、場所が場所だけになかなか行く勇気が持てずに病院に行くことはできませんでした。
市販薬を自己判断で購入してみた
内股にかゆみがあったので仕事中にも掻くこともできずに悶々としていました。仕事中に頻繁に股をかいていたら周りから見たら変な人ですよね。
そこで、何とかしなければとドラッグストアでの治療薬の購入でした。何がいいのかわからなかったので2種類の薬を購入しました。まず先に試したのがデリケアエムズという薬でした。CMでよく見ていたので使用しました。
まず使用した感想ですが、クリームタイプの薬で使うとスーっとする爽快系の薬です。個人的な感想でいえばかゆみは引きました。ですが、時間が経つとまたかゆみがぶり返してしまいます。お風呂あがりの清潔な状態で使用することを心がけていましたが、使った時には1-2時間くらい効果が続いた後に急にぶり返してかゆくなるという感じでした。
他の市販薬を使い始めたらようやく効果が出始めた
1月ほど使いましたが、効果が表れませんでした。説明文に水虫とは載ってなかったので、水虫とは別のかゆみ止めの薬になるそうです。同じかゆみでも効果のある薬は違うそうです。
そこで、次に試したのがピポナゾールという液体タイプの塗り薬です。元々は水虫のお薬で足の指などに使用するタイプなのですが、股の部分はデリケートで皮膚が薄い為、あまりオススメではないというネットの評判がありました。ですが、早くこのかゆみから離れたいと思い試に使ってみました。
すると効果は大きかったです。お風呂上りにピポナゾールを塗ると、半日くらいずっとかゆみが治まりました。1日に2回くらい薬をつける事を心がけて気が付けば1か月ちょっとで薬を一本消化しました。そして2本目のピポナゾールを消化していた時に、前まで腫れ上がっていた患部の色が少し落ち着いて、範囲も少しですが小さくなっていました。
以前効果のあった市販薬でも効果が見込めなくなってしまった
手ごたえを感じてしばらく使っていると4ヵ月くらいたった時には、薬を使わなくても全然かゆみがないまでに回復しました。そこで完治したと思い薬を塗るのをやめました。ですが、薬を使わなくなって1,2か月経ったくらいの時に、また内股のあたりにかゆみがでてきました。治ったと思っていた水虫がまた再発したのです。
また水虫が再発して、前回と同じようにピポナゾールを購入して治療にあたりました。ですが、前回使っていた時ほどかゆみが引かずに困っていました。そこで違う水虫用の薬を使おうと思いまた薬局に行き数種類の塗り薬を買いましたが、どれも効果はありませんでした。
困った末に病院へ 3度目の受診で症状が発覚
そこで困った末に病院に見てもらうことにしました。
初め病院に行ったときはズボンを脱いでと言われる物と思っていましたが、初診ではとくに何も言われずに話を聞いただけで塗り薬を処方して貰いました。医師の話では、水虫ではなく陰部が蒸れて不衛生な状態に起こるかゆみだと診断されました。水虫ではないので水虫の薬を使っても効果は薄いと言われました。
そして医師から貰った薬を1週間使いましたが、かゆみは一時的に取れるもののぶり返しやってくるかゆみが大きく、あまり効果があるようには思えませんでした。そして2度目の受診、医師に現状を説明したところ、効果は個人差があるのでもう少し使ってみましょう。と言われ、もう1週間同じ薬で様子を見ることにしました。
ですが、2週間目も現状があまり変わらずに3度目の受診の時、ちょっと詳しく見てみますね。と言われ、初めてズボンを下して患部を見せました。そこで検査をしてもらい水虫が発覚しました。
水虫は主に人からうつるそうですが、自分の場合は一人暮らしで他の誰かにうつされたという感覚はありませんでした。コンビニで座ったトイレや共同浴場などでうつされたのではないかと言われました。そして病院では塗り薬を貰いました。
もっと早く病院に行っておけばよかった・・・
病院で処方された薬を使った感想は、ピポナゾールと同じような感覚でした。ピポナゾールよりは液体ですが、病院で処方された薬はクリームタイプの塗り薬でした。ピポナゾールの方が爽快感は多かったですが、病院で処方された薬はちょっとベタベタした塗り薬でした。
こちらの薬も1ヵ月使い続けて効果が出てきました。かゆみが完全に治まったのは4ヵ月ほど使ってからでした。塗り薬の注意点はかゆくてもかかないことでした。どうしてもかゆくなると服の上からかいてしまい、薬が剥げてしまいます。自分はどうしてもかゆい時は服の上からトントンと叩くようにしていました。
あとお風呂に入った時に患部の洗いすぎは逆に良くないので軽くにした方がいいです。かきすぎていると皮膚がボロボロになってきてボディーソープや塗り薬がかなり沁みます。水虫か、ただのかゆみかというのは最初は区別が全然つきませんでした。早い段階から病院にかかっておけばもっと早くに完治することができたと思います。
病院に行き始めて2ヶ月 ようやくかゆみが引いた
そして完全にかゆみが引いたのが薬を貰いだして2か月経った時ですが、医師にはまだ目には見えないけども潜伏しているので、もう数か月は薬を使ってくださいと言われました。完治を医師から言われたのは1ヵ月くらいかかりました。薬を貰ってから3ヵ月ほどで完治ということになります。
自分のように治ったと思っても治っておらず、ぶり返す人が多いようなので治ったと思ってからの数か月間の薬の継続的な使用をオススメします。
医師に診断してもらうのが結局近道だと思った
最後に自分からのアドバイスですが、自己診断では水虫と、ただのかゆみを判断するのには難しいです。かゆみが数か月続いて、水虫のような跡が出てきたらインターネットなどで画像を検索して、自分と同じような症状の写真がないか探してみましょう。多くの水虫の画像がインターネット上にあるので参考になります。
次に病院へ行きましょう。自分も市販薬でいいと思っていましたが、水虫の薬には痒み止めの成分も入っているので、水虫に効果があるのか、かゆみに効果があるのかの判断ができません。医師の判断にお任せしましょう。治療期間も人それぞれですが、完治まで時間がかかることは間違いないので、早め早めの処置が大切です。