私は46歳のパートの主婦です。
過去に何度か外出先で水虫に感染した経験があります。そのため、友人と温泉に行ったりしても足拭きマットは絶対に使わない、帰宅したら24時間以内に足をしっかり洗うなどを徹底する癖が付いています。それなのに、半年前の夏に再び水虫に感染してしまいました。
恐らく感染経路は夫から
感染経路は、夫でした。夫は大のゴルフ好きで、週末は朝からゴルフ練習場に入り浸っているか、職場仲間とゴルフ場に行っています。
ゴルフ場は水虫を移されやすい場所なので、注意するように言っているのですが、疲れて帰ってくると「ゴルフ場でお風呂に入ったから」と言って寝てしまうこともあります。いくら体をきれいに洗っても、不衛生なバスマットで足を拭いていたら意味がないですよね。
水虫を気にする私 水虫を気にしない夫
ある朝、ストッキングを穿く時に、何気なく足の指を見ると、小さな水泡ができているのに気が付きました。慌てて、以前水虫に感染した時に使用していた、スプレータイプの水虫薬を指の股に吹きかけました。
ですが朝食の用意や仕事へ行く支度などで、じっくり水虫に対処していられませんでした。一応、夫には「水虫になってない?」と聞いてみましたが、「分からない」とのことでした。
多分、1週間前の土曜日にゴルフに行って帰ってきた時に、お風呂に入ったと言っていたので、その時に感染したとしか思えません。大勢で行ったらしいので、お風呂場の床などが濡れて、バスマットも水気を吸ってびちゃびちゃになっていたはずです。
持っている知識を使って水虫に向き合う
パートの仕事から帰って、早速普段履いていいる靴の内側全て除菌スプレーをして、乾いた布でしっかり拭きました。それから、バスマットや寝具も洗いました。さらに、家族が帰ってきたら、すぐにお風呂に入って足をしっかり洗うように指示ました。
洗う時は、薬用石鹸を使うだけでなく、軽石でかかとを擦って古い角質を落とすようにさせました。お風呂上りは、バスタオルでゴシゴシ拭かず、優しく水気を拭き取る程度にします。患部を強くバスタオルで擦ると、水泡が潰れて悪化してしまいます。
そして裸足で歩き回らずスリッパを履くようにといったルールを徹底しました。これは、水虫の人が裸足で歩きまわると、剥がれ落ちが角質の中に水虫菌が生きていて、それを素足で踏んでづけると感染してしまいまうのを防ぐためです。
夫は以前、私が水虫に感染した時に、神経質なくらい徹底して水虫対策をしたので、水虫に再び感染しないと油断していたようです。毎日、足は洗っていたと言い張っていましたが、足の指は洗っていなかったようです。
水虫の種類は、指の股にできる趾間型でした。しかも、水泡ができて痒みを伴うジクジク型です。ひどくならないうちに、皮膚科で診てもらうことがポイントです。以前は、皮膚科で水虫に感染した足を見せるのが恥ずかしかったですが、1度経験すると恥ずかしく無くなります。夫は、仕事で皮膚科に行っている暇がないと言うので、私が代表して皮膚科に行ってもらってきた薬を夫と一緒に使用することになりました。幸い、小学生になる息子は水虫に感染していませんでした。
薬用石鹸よりも低刺激な石鹸を使用したほうが良いらしい
皮膚科では、薬用石鹸は刺激が強いので普通の石鹸を使うように言われました。それから、石鹸の泡をしっかり泡立てて洗うようにと教えてもらいました。石鹸で洗う際は石鹸成分が残らないように丁寧にすすぐことも重要だということでした。
洗う時は、ナイロンタオルは使わずに手で優しく洗うのが一番だそうです。タオルに水虫菌が残ってしまうのも嫌ですが、ナイロンタオルやスポンジは、皮膚に対して摩擦が大き過ぎる繊維なのでよくないのだそうです。
せっかく石鹸で洗っても石鹸カスが残ってしまうと、石鹸カスが水虫菌のエサとなってしまい逆効果になるのだそうです。そう言われると、お風呂場のカビは石鹸カスをエサにして繁殖するっていいますよね。水虫もカビの一種なので、石鹸カスで繁殖するということだと思います。
塗り薬は患部だけでなく全体に満遍なく塗るのがポイント
また、塗り薬は患部だけに塗るのではなく、足裏全体に塗るようにとのことでした。水虫の症状が無くても、水虫の菌が足裏にウヨウヨしている可能性があるからだそうです。塗り薬を塗った後は、必ず石鹸で手洗いすることも忘れずにと、丁寧に治療方法を教えてもらいました。
塗り薬は、1本を2人で使っていたら、1週間も持ちませんでした。再度、皮膚科に行くのは面倒だったので、「ピロエース」というクリームタイプの水虫薬を購入してみました。このクリームには、ラノコナゾールが配合されています。皮膚科で処方されたクリームよりも高いですが、効き目は同じでした。
因みに、ピロエースはセルフメディケーション税制対象商品となっているので、12,000円を超える購入で控除を受けることができます。私と夫で約3ヶ月毎日ピロエースを塗っていたので、軽く12,000円を超える購入をしたので、控除の対象となりました。
どの水虫薬がセルフメディケーション税制対象なのかは、ネットで「セルフメディケーション税制 水虫薬」と検索すればたくさん対象商品がヒットします。水虫は、短期間では完治することができないので、長期間薬を使用するケースが多いのでこれは嬉しい制度ですね。
水虫治療中に気を付けたこと
息子は、水虫に感染しないように、スリッパを共有しないことと、裸足で歩き回らないことなどを言い聞かせました。それから、面倒でも毎日指の股もしっかり洗うように言い聞かせました。
薬は、朝と晩に塗っていましたが、やはり塗るとべた付きがあるので、その状態で靴下やストッキングを穿くのは抵抗がありました。仕事中は、休憩中にドクターショールのフットスプレーを使って、足を清潔に保つようにしました。帰宅後は、靴の内側を除菌するスプレーで靴を清潔にしていました。
靴は、高温多湿になりやすく水虫菌の繁殖に適した環境です。靴の中を除菌した後は、ホームセンターで購入したシリカゲルを入れて乾燥させました。シリカゲルは、ニオイを取り除く効果もあるのでおすすめです。
水虫が中々治らなくてイライラしていた時に夫が、「ゴルフに行ってくる」と言ったのでつい、「また水虫菌を持ち帰らないでよね!」と、強い口調で八つ当たりしてしまいました。すると、「今日は、風呂に入らないから大丈夫だ!」と言い返してきたので、馬鹿馬鹿しくなってお互いに笑ってしまいました。
3ヵ月で薬の使用を止めた それ以降再発はなし
3ヶ月が経って、完全にきれいになったので、これで大丈夫だろうと判断して、薬を塗るを止めました。薬を塗るのを止めてからも、家の中は裸足厳禁にしています。完治したと判断してから3ヶ月以上経ちましたが、再発はしていません。
あまり神経質になるのもよくないですが、水虫菌は目に見えませんので、感染しないように徹底することが重要です。水虫菌は、感染してから24時間以内にしっかり洗えば感染しないので、毎日入浴時にしっかり洗っていれば感染しません。
また、水虫薬はケチケチしないで、かかとまで塗ることも大切です。薬を塗っても中々治らない場合は、使用している薬が合っていない可能性があります。そんな時は、思い切って皮膚科で診てもらって薬を処方してもらいましょう。皮膚科では、塗り薬の他に、内服薬も処方してもらえますよ。
水虫は、ひどくなると完治するのが大変ですし、周囲にも迷惑をかけることになります。爪に水虫菌が入ってしまうと、爪が変形したり脆くなってしまい厄介です。水虫は、一緒に暮らしている家族が協力しなければ、完治することは難しいので、家族一丸となることが重要です。